こども誰でも通園制度とは?【メリット・デメリットと料金ガイド】

メリット

こども誰でも通園制度とは、今、日本全国の育児家庭で注目されている期待の新しい保育サービスです。この制度、全国の自治体で導入が進んでいて栃木市は先駆けて取り組んでいるんですよ。本当に誰でも利用できるのか? 家庭での育児の孤立を防ぎながら、子どもたちには貴重な社会経験を提供するこの制度について、メリットやデメリット、費用、施設の特性などを詳しく解説します。最新のこども誰でも通園制度情報を知りたい方や、今後の育児を充実させたい方は、ぜひ本記事を最後までお読みくださいね。

 

こども誰でも通園制度って、どんな制度なの?

こども誰でも通園制度は、全国の自治体で導入が進められている画期的な保育制度なんです。特に注目したいのは、0歳6ヶ月~3歳未満のお子さんを対象に、お父さんお母さんの仕事の有無に関係なく保育施設を利用できるという点。まさに、育児の孤立を防ぎ、親子で社会とつながるための制度なんですね。2023年6月からモデル事業として立ち上がり、2024年4月から試行的実施が始まっています。

対象年齢と利用条件をチェック!

こども誰でも通園制度の対象は、0歳6ヶ月~3歳未満のお子さんです。仕事をしていなくても、月10時間までなら保育サービスを利用できるんですよ。育児に追われて息抜きがしたい時、ちょっと用事があって子どもを預けたい時など、臨機応変に活用できるのがいいですよね。

こども誰でも通園制度が生まれた背景とは?

この制度が生まれたのには、育児で孤立しがちな家庭を支援し、子どもたちに社会との接点を作ってあげたいという想いがあるんです。育児ストレスを軽減しつつ、子どもの社会性を育むことで、将来につながるコミュニケーション能力を身につけてもらいたいという願いが込められているんですね。

 

認定こども園さくらって、どんな施設?

こども園さくら園庭

こども園さくらの園庭(兼サッカーグラウンド)

栃木市にある認定こども園さくらは、こども誰でも通園制度を積極的に取り入れている施設の一つです。300人規模の園児を受け入れており、0歳から2歳児専門の「さくら第2保育園」も併設しています。2019年の台風19号により園のすぐ西側を流れる永野川が決壊し、建物の1階部分が浸水するという大きな被害にあいましたが、その後リニューアルをして新しい園舎とサッカーグラウンドを兼ねる広大な人工芝の園庭になっています。

 

 

 

 

 

 

子どもの主体性を大切にするプロジェクト型保育

認定こども園さくらの特徴は、子どもの興味や関心を大切にしたプロジェクト型保育を実践していること。子ども自身が遊びや学びを選択し、地域社会とのつながりを感じられる環境づくりに力を入れているんです。子どもの主体性を育むことで、自ら学ぶ力を身につけてもらいたいという教育方針なんですね。

具体例を挙げると、鉄オタな子どもの「新幹線の音を聞きたい」「新幹線を見に行きたい」という発信に本気で向き合い、興味のある数人の子どものために東京駅まで実際に行ってきていました。そして子どもにデジカメを渡して写真や動画を撮らせ、学んできたことを発表する場があります。こんなグループが他にも子どもの興味と意思に沿っていくつもあるんです。これってすごくないですか!? 保育士の負担の大きさは尋常じゃないことは想像に難くないので、親も教育者の一人として主体的に参加しなきゃと刺激を受けますよね。

また、子どもに保護者や地域の会社の方が得意なことを紹介して興味を育てる「シューイチ先生」という面白い取り組みも行っています。こちらは以前紹介した国府南小学校のoneclassと通ずるところがありますね(^-^)

利用者の声をキャッチ!

モデル事業開始から2024年6月末までに570人以上がこの制度を利用しています。こども誰でも通園制度を利用したお父さんお母さんからは、「自分の時間ができてリフレッシュできた」「子どもがいろいろなことに挑戦するようになった」という嬉しい声が届いています。利用者同士の交流も盛んで、情報交換や助け合いの輪が広がっているようですよ。

 

こども誰でも通園制度のメリットとデメリットをチェック!

こども誰でも通園制度メリデメ

 

 

 

 

 

 

 

メリット:柔軟な保育と子どもの社会性アップ

こども誰でも通園制度の最大のメリットは、仕事の有無に関係なく柔軟に保育サービスを利用できること。育児と仕事の両立がしやすくなり、家庭のストレス軽減につながります。また、小さい頃から他の子どもと関わる機会が増えるので、社会性やコミュニケーション能力の土台作りにもなりますよ。

デメリット:利用時間の制限と人気施設の混雑

一方で、月10時間までという利用時間の制限があるのがデメリットかもしれません。フルタイムで働くお父さんお母さんには物足りないかもしれませんね。また、人気の施設は混雑していて、希望の日時に利用できないこともあるので、事前の計画が必要です。

 

こども誰でも通園制度の料金は、どうなってるの?

利用料金は1時間当たり300円程度

こども誰でも通園制度の利用料金は、1時間当たり300円程度に設定されています。これなら、経済的な負担を気にせず、安心して子育てができますよね。でも、実際の料金は施設によって違うので、事前に確認しておくことが大切。栃木市内でも、300円~800円と開きがあります。

給食費などの実費負担があることも

 

栃木市誰でも通園制度利用料金表

引用元:https://www.city.tochigi.lg.jp/site/kosodatekyouiku/69757.html

ただし、給食費や教材費など、実費負担が発生する場合もあります。施設によって異なるので、事前に確認しておくことが大切。特に、食育に力を入れている施設では、オーガニック食材を使うなど、質にこだわった食事を提供しているので、その分料金が高くなることもありますよ。

 

参考までに、栃木市の各園の状況をまとめた表を載せておきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運営面での課題と対策

保育施設からは「保育士が足りない」という声も聞こえてきます。この制度を広げていくには、保育士さんの確保と待遇改善が必要不可欠。制度を作る側は、現場の声にしっかり耳を傾けて、持続可能な運営方法を柔軟に考えていく必要があると思います。そして自分もそうですが、保護者や関係者がしっかり意見を持ち積極的に制度設計に参加していく意志が大切だと感じています。

 

全国の自治体でも導入が進んでいる?

2023年度は31自治体50施設で導入

こども誰でも通園制度は、全国的にモデル事業として実施されています。2023年度は、北海道から沖縄まで31の自治体で、合計50の施設が導入しているんですよ。これらのモデル事業は、将来的な全国展開を見据えた準備段階として位置づけられ、2026年度からの本格実施を目指して、各地域で制度の有効性や課題を検証しているところです。

地域のニーズに合わせた柔軟な運営を

自治体によって、提供するサービスの内容や料金設定は異なります。地域の特性やニーズに合わせて、きめ細やかな対応ができるのが、こども誰でも通園制度の魅力でもあるんです。利用を検討する際は、お住まいの自治体の情報をしっかりチェックしてくださいね。

 

こども誰でも通園制度と一時預かり保育の違いって?

こども誰でも通園制度と似ているサービスに、一時預かり保育があります。でも、この2つには違いがあるんです。表にまとめてみましたので、見比べてみてくださいね。

 

項目 こども誰でも通園制度 一時預かり保育
目的 子どもの健全な成長を促進し、親の就労状況に関わらず利用可能な保育サービスを提供する。 親の就労や病気など、一時的に家庭での保育が困難な場合に支援するためのサービス。
対象者 0歳6ヶ月~3歳未満の未就園児。 施設によって異なるが、一般的に0歳から就学前の子ども。
利用条件 親の就労状況を問わず利用可能。 親の就労や病気など、特定の理由が必要。
利用時間 月10時間までの利用が可能。 施設によって異なるが、数時間から1日単位での利用が一般的。
料金 1時間あたり300円程度(自治体や事業者によって異なる)。 1時間あたり300円から800円程度(施設や地域によって異なる)。
実施主体 市区町村が実施主体で、全国的な展開を目指している。 市町村が実施主体で、地域のニーズに応じて運用される。
利用目的 子ども同士の交流や成長の場を提供することを重視。 一時的な保育ニーズに対応することを重視。

 

制度の目的と利用条件の違いに注目!

こども誰でも通園制度は、親の就労状況に関わらず利用できるので、育児中の親が安心して子どもを預けられる環境を提供するのが目的。一方、一時預かり保育は、親が一時的に育児が難しい状況の時に利用するので、特定の理由が必要なんです。

料金についてはどちらも1時間あたり300円程度が想定されているようですが、自治体や事業主によって多少差があるようです。

利用時間も違いがあります。こども誰でも通園制度は、月10時間まで利用可能。一時預かり保育は、施設によって違いはありますが、利用時間が柔軟に設定できます。

こうした違いを理解して、自分の家庭に合ったサービスを選ぶことが大切ですね。

 

こども誰でも通園制度の変遷

こども誰でも通園制度は、子どもたちにより良い環境を提供し、親の就労状況に関わらず保育サービスを利用できるようにすることを目指して、段階的に発展してきました。

まずはモデル事業からスタート

制度の初期段階では、特定の地域でモデル事業が行われました。この時は、制度の効果や課題を検証することが目的でした。料金設定は自治体によってバラバラで、無料のところもあれば、実費負担が必要な場合もありました。

2024年度から試行的に拡大

そして、2024年度からは全国約150の自治体で試行的に実施されています。本格導入に向けて、より多くの地域で制度の運用方法を模索しているんですね。料金は時間単位で設定されるのが一般的で、延長保育などのオプションサービスも用意されています。自治体によって料金体系は異なりますが、利用者の負担を軽減するための補助金制度を設けているところもありますよ。

2026年度から本格スタート!

2026年度から、こども誰でも通園制度の全国的な本格実施が予定されています。試行期間で得られたデータや意見をもとに、より使いやすく、効果的な制度になるように改善されていきます。料金については、全国一律の基準が設けられるかもしれませんが、地域の実情に合わせた柔軟な設定も期待されています。

これからのこども誰でも通園制度に期待!

こども誰でも通園制度の未来は明るいはず!全国的な普及が進むことで、より多くの家庭が制度のメリットを実感できるようになるでしょう。また、保育の質を高めるための研修や地域との連携も一層強化されていくと考えられます。働くお父さんお母さんにとって、さらに使いやすい制度になっていくことが期待されます。

 

まとめ

こども誰でも通園制度は、親の就労状況に関係なく0歳6ヶ月~3歳未満の子どもが保育施設を利用できる柔軟な制度として全国での導入が進んでいます。大きなメリットは、育児の孤立化を防ぎながら、社会性やコミュニケーション能力を育む場を提供することにあります。ただし、月10時間までという利用制限や、特定の時間に利用できない可能性が課題として残ります。ただ課題もありますが、自治体ごとの工夫とみんなで知恵を出し合いながらより良い制度に成長させていくことが大切ですよね。2026年度からの本格スタートに向けて、こども誰でも通園制度から目が離せません!

みなさんも、ぜひお住まいの自治体の情報をチェックして、こども誰でも通園制度を上手に活用してくださいね。

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